今年もフジロックを家で見てしまった。
昨年。
フジロックをYouTubeで見るという楽しみを知ってしまった。
涼しい家にいながらステージ間の移動に苦労することもなく。
なんならSNSの盛り上がりを見ることで
なんとなく「一体感」する感じることもできる。
という足腰が弱り始めているオタクたちにとって
このタイミングでの「Youtubeフジロック体験」は完ぺきにフィットしてしまった。
もはや夏の風物詩として毎年配信してほしいと心から思っている。
がしかし、これでいいだろうか。
という思いも当然もある。
いつか、なんかのタイミングがあったらフジロックにいこう!
と思って金がないロックオタクたちは、もうこれで良しとしてしまったのじゃないだろう。
いや、それでいいのかお前。
と、自分も全く同じことをしているはずなのに偉そうに思ってしまう。
だって本来そういう奴らが何かを振り絞って体験しに行く場所がフジロックだったのじゃいか、ええ?オタクよ!
と思ってしまう自分は何なのだろう。
学生時代からフジロックに生き続けている先輩への尊敬をより深める近頃の夏だった。