あの山崎監督のゴジラ。
と思ったけど実際自分は山崎監督作品を見たことない。
初の山崎監督作品でした。
とにかくゴジラの出来がいい。
とてつもない迫力。
咆哮の圧。
熱戦放射のギミック。
破壊描写。
伊福部マーチのタイミング。
最高のゴジラを見させていただきました。
一方、人間パート。
漂白された戦後。
シンジくんみたいな神木隆之介。
日曜劇場みたいな芝居。
佐々木蔵之介のいくらなんでも面白すぎるだろ感。
ゴジラ討伐は「バトルシップ」ばりの熱い展開の連続で本来大好物なはずなのだけど、
なんか「戦後」ていうテーマとストーリーの質感の違いが気になりすぎて気持ちが入らず。
女性キャラが聖母・浜辺美波と、育児代行人・安藤サクラしかいないのも気になったけど昭和と言えば昭和の価値観とも言える。
戦争には負けたけど、ゴジラを倒すことで一皮剥けよう。
という男たちの通過儀礼のようなゴジラだった。
ちなみに山田裕貴の例のシーンは、鬼邪高校を引き連れて来た時の村山さんすぎて脳内で「JUMP AROUND∞」が流れました。