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六月は引っ越しを考える

久しぶりに家のポストを開けたら部屋の更新手続きの書類が届いていた。

 

来年だと思っていたので少し驚いた。

思えば越して来て6年になるから当然である。

むしろ何故勘違いしてたのだろう。

 

とはいえ引っ越しするかどうかを考えなければいけないタイミングである。

6年前、東京に来るタイミングで、何も考えず今の場所引っ越した訳だが。

本当に良くも悪くも何もない街で、「憧れの東京ライフ」とは全くいかなかった。

早々に引っ越して、折角の東京暮らし、いろんな街を経験したい。と思っていたのだが金銭的にそうもいかず。

毎回更新の度「ぐぬぬ」と思っていた。

 

そして今年、またそのタイミングが巡ってきた。

相変わらずお金はない。

しかしこの機を逃せば、8年同じ家が確定である。

何も変わらない暮らし、風景。

いや、なんなら今目の前に高層マンションが建設されている。

それは流石に何か良くない気がする。

 

ということで早速スーモで調べた。

しかしどういうことだろう。

スーモで他の街を調べている内に、今の家であった思い出が走馬灯のように思い出されてきた。

悲しい。

あの楽しかった日々と、引っ越してしまったら本当にお別れしてしまうようで悲しい。

と、妙にセンチメンタルな気持ちになってしまった。

 

いや、だからこそ自分はこの街を出て当たらない暮らしを手に入れるべきではないのだろうか。

きっとそうだ。

 

と思ったがスーモが突きつけてくる家賃は非情であった。

東京の生活は厳しい。

 

みんな一体どういう時に引っ越しに踏み出せるのだろうか。

 

更新期限まであと一月半。

頭を悩ませて生きていく。