昨年の年末、繁忙期を終えた。
ようやく来た休み。
しかし、自分には何も待っていなかった。
偶然にもその日はクリスマスだった。
映画でも見るか。
と思い人生で五回ぐらい見ようとしては挫折しているグラントリノを見ようとした。
が、しかしその日は寝てしまった。
それから、やはり自分は映画を見ることはなかった。
そして日々は過ぎ、2023年。
正月の3日。
帰省から帰ってきた私が見た映画。
それがザファーストスラムダンクである。
人生でさんざんでアニメを見てきたけど、
初めて設定やセリフではなく、
絵の方がキャラクターの運動能力を描いていた。
花道だけ動きがガチャガチャで、インターハイ出場時でもやっぱりバスケット素人なのがよくわかる。
アニメを一次元押し上げた脅威の描写力。
色々言いたくなる映画化だけど、この作品に関してはさんざんレビューを聞いた後で見に行ったのがよかった。
「あのセリフがない」「あのキャラが出ない」というノイズがなく見ることができた。
(ただやっぱり魚住、テツ沢北辺りはわかってても寂しい)
正直OPのイントロで手書き絵が始まった時から涙が溢れ、映画が終わる頃にはマスクがビッチャビチャに。
いないと思うけどのこのレビューを見てファーストスラムダンクを見に行く人がいたらマスクをもう一枚持って行った方がいい。
大人になって見ると河田はかっこいいなーとか、流川の発言は将来恥ずかしくなるだろうなーとかもう無限に言いたくなってしまい、スラムダンクを好きな気持ちを取り戻せてよかった。
ただ、最後に原作ファン世代として思うのは、もう宮城リョータの物語はインプットされたので、ザセカンドスラムダンクとして山王戦ノーカットのバージョンが見たいな。