夜中に短めの映画が見たくなり視聴。
DUNEのことは全然知らないし興味もなかったけど開始5分でホドロフスキーの人間性に心を掴まれる。
黄金の精神と狂気を持ち合わせた上で、最高にチャーミング。
「夢の映画を実現させる為には一緒に戦う戦士が必要なんだ!」
と言って映画作りの仲間を集めるのだけど、そっからの展開がもはや漫画。
その時代の各業界の天才達を、各地飛び回りながら集めていく。
めちゃくちゃな話だけど、熱く語るホドロフスキーの姿を見ていると、何でみんなが協力したのかがよくわかる。
では何故そんな最高のメンバーを集めておきながらこのDUNEは失敗したのか?と疑問に思っていると飛び出る「上映時間は12時間!いや、20時間だ!」発言。
納得である。
DUNE作りは失敗に終わるのだけど、そこから何を得たのか、と言う話に思わず感動してしまった。
よくできた寓話というか昔話というか、伝説の冒険譚てこういうことなんだろうな、と思わせてくれる。
見ていると不思議と元気が出る、いい映画でした。